■あらすじ■
「復讐―――ただ、それだけのために生きてきた。
それ以外に、己の生きる道など―――ない」
カイエンを根城とする反体制組織・プロメテウス。
プロメテウスの首領である元正規軍中尉、ケンショウ・ウライには、AMATDS(アマディス)の特効薬・カルナの輸入許可を求めるという表向きの理由と異なる、真の目的があった。
それは、ワダツ国大統領ライテイ・ムナカタへの復讐。
過去に家族を奪ったムナカタと、ムナカタに共謀して事を謀ったリュウ・サキムラに復讐を遂げる事だけが、ケンショウの生きる意味だった。
そんな中、軍時代からの協力関係にあるイツキ・ヤエタナ副大統領より報せが届く。
それは、大統領直属の対テロリスト特殊部隊エデマの一員として、かつて奇妙な「友人関係」にあったユウシ・イズミが、カイエンの街にやってくる―――というものだった。
思いがけない人物の名前に、戸惑いを覚えるケンショウ。
しかし、自身の障壁となるものは、すべて取り除かなければならない。
―――喩えそれが、かつての「友人」であったとしても。
「贖わせてやらなければならない。
その血と肉で、奴らが過去に犯した罪を―――」
エデマ、ガッタ、プロメテウス―――
様々な人々の想いを飲み込んで、複雑に絡み合う宿命の物語が動き出す。
闇を渡る日々の向こうに、彼が辿り着く場所は、希望に満ちた未来なのか。
それとも―――







