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カテゴリー[ BOOK/感想] 2006年04月14日
【ストーリー】
詩歌に優れ学も深く、仙と尊ばれた李白。月を捉えようとして水に落ちたという彼は、実は月へと上って行ったのではないか…。中国の奇妙な小話の数々を、作者なりの解釈と表現力で再構築した絵物語集。


まもなく、多くの人々が待ち望んだゲームソフト『MOTHER3』が発売となる。
だからというわけではないが、例によって本屋をうろうろしている時、新刊コーナーに並んだ「南伸坊」の名に自然と目が吸い寄せられた。南伸坊氏は、『MOTHER』シリーズのキャラクターデザインを手がけたイラストレーターなのである。
『MOTHER』をプレイした人ならわかると思うが、氏のイラストは独特だ。シンプルな線で何気なく描かれているのに、不思議と印象に残る。そして、一見可愛らしいように見えて、よくよく見ると奇妙なおぞましさをも備えているのだ。そんなところが最大の魅力でもあり、だからこそ『MOTHER』の世界観にもマッチしたのであろう。
この本は、そんな南氏が「中国古話」という強烈な個性を放つ素材をそれに劣らぬ奇天烈な個性でもって漫画化し、さらに独自の支店による解説文をつけた、まさに天の配剤というべき組み合わせの実現した一冊なのである。


以下ネタバレ含む


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— posted by aster @ 06:58PM  Up