それにしてもさすが『ペルソナ』というか、今回もキャラクター像が濃いことといったらなかった。プレイしてて、あまりの生々しさに「ウッ」となってしまうこと数回。まるで濃縮カルピスのようだ。それがまたこのシリーズの魅力でもあるのだが。
というわけで、メインキャラについて以下で軽く語ってみたいと思う。ネタバレ全開なので、未プレイ・未クリアの方はご注意を。
●主人公
無口、淡々としてる等と言われてはいるが、うちの主人公は入学初日から「よろしく!」と挨拶しちゃう元気BOYでした。プレイヤーである私の意志を優先した結果なのだから仕方が無い。挨拶は大事だ。
彼一人だけ複数のペルソナの付け替えができるというシステムに、ストーリー上ああいう意味付けがしてあったのは上手いと思った。"死神"をぶっこまれたことで自我が不安定になってしまったのかも、などと推察している。
初期ペルソナがオルフェウスというのも意味深でよろしい。生きながら冥府へ赴いた、失ったものを求める男。彼の運命そのものではないか。
ペルソナ召喚時に、いちいちそのペルソナ名を呼ぶ演出が地味に好きだ。150体分以上も頑張ったなあ石田氏。
●岳羽ゆかり
屋久島のブチギレ→なんだかラブラブのイベントでは、「うへええまた固定ヒロインかよォォォ」とうんざりしたものだが、その後空気化の一途を辿っていったのでむしろ気の毒になりました。
父の遺志を継ぎ、迷いが晴れて前向きになってからの彼女は本当に好き。修学旅行で美鶴に発破をかけたのも良かった。あれは彼女にしか出来なかったことだ。女子同士の友情に弱い私。
12月、冬休み突入前頃に恋愛コミュがリバースしてしまったのだが、寮内やイベントではそんなそぶりも見せないのが大人と言うか。でも学校に行くと元気に飛び出す怒りの四つ角。仕事とプライベートをきっちり分ける女。
●伊織順平
等身大の高校生代表。彼のがきんちょ的八つ当たりやねたみそねみには腸の煮えた方も多いと察するが、私はいい加減いい年なので「ああ青春ってこういうもんだよね」とむしろ和んでしまった。あとでちゃんと謝ってくれるし。いい奴だ。
チドリとのイベントもせつなかった。それまでの2人のやり取りが初々しくて、思わずニヤけ気味だっただけにあの別れはきつい。その分、あのタイミングでの覚醒は反則的にカッコいいと思う。覚醒イベント中では最もお気に入りだ。
が、EDで帽子の下がもっさい丸坊主であることが判明し、好感度半減。お前風呂ですら帽子取らない程の矜持があるなら最後まで貫けよ。
●桐条美鶴
彼女の魅力は、とにかくコミュでの可愛らしさに尽きると断言する。普段の凛々しさや戦闘中ひらめくスカートなども捨てがたいが、ラーメン屋で「マナーはあるのか」と尋ねるズレっぷりには及ばない。
桐条グループの後継という立場上、素の自分を覆い隠すことに慣れているであろうことが態度や言動から察せられ、少々不憫だ。本当の彼女はパパ大好きで美味しいものや可愛いものには目がない、普通の女の子なんだろう。
ちなみに、全編中最も彼女を素敵だと感じたのは、正義コミュランク9イベントで千尋を擁護してくれた時だった。うちの主人公は千尋と一緒に「会長ありがとうございます」と泣き崩れたことに私の脳内ではなっている。
●真田明彦
単なるクールカッコいい系の兄さんかと思ったら、初っ端からシャドウと戦って怪我してわざわざ寮まで連れてきて、挙句の果てに「面白いだろ?」ってなんだてめえこの脳筋。とそんなわけで、事前のイメージと実体とのギャップが最も激しかった人だった。
他にもナンパに際していきなりトライアスロンの話を始めたり、寮ではいっつも牛丼食ってたり、私の中では『ペルソナ3』随一のネタキャラと化してしまっている。とは言え、荒垣の遺影の前での号泣→覚醒にはさすがに貰い泣きした。荒垣さんの分まで頑張れ脳筋、と思った一瞬。
●アイギス
初期のケロロ軍曹喋りが少しずつ人間らしくなっていって、最終的には完璧な"女の子"になるのが秀逸。そして、いつの間にかメインヒロインの座に収まっていたのに驚愕。あれじゃ他のコミュMAX女子は立場ないわな。
彼女がロボであるという事実はED後もおそらく変わっていないわけで、今後どうするんだろうという懸念はある。「ずっと一緒にいたい」という彼女の望みをかなえるためには、主人公は一生結婚も子孫を残すこともあきらめなければならないわけで。
でも、綺麗なロボットに見守られて、穏やかに歳をとって死ぬのも悪くない人生かもなあと思ってみたり。手塚治虫的幸福論。
●天田乾
この子なんでショタの癖にネメシスなんて物騒なペルソナなんだ、と思っていたら10月に疑問氷解した。なるほど。その幼さであんな禍々しいペルソナを心に秘めていたのかと思うと痛々しい。
しかし彼の役割は荒垣イベントにほぼ全てが集約されているとも言え、ために後半での著しい空気化はゆかりっちをはるかに凌ぐのがまた痛々しい。可哀想なのでレベルは平均的に上げていたが、スキルが偏りすぎのためボス戦に出せないのが哀。光弱点の敵が多いアダマ辺りでは雑魚戦で大活躍だったが。ニフラム係。
●コロマル
わんこわんこわんこ。犬大好きというただそれだけの理由でうちのコロマルはほぼスタメン状態だった。犬なのにペルソナ使い、その上死んだご主人のために戦うなんて設定つけられたらもうほっとけないに決まってるではないか。装備も優先的に揃えてやって、他メンバーが引きそうな勢いのひいきを展開したが悔いは無い。
戦闘中、昂ぶっているのか常に尻尾をゆらゆらさせていたり、犬的アクションも大満足の出来でスタッフには心からの感謝を捧げたい。惜しむらくは唯一後期ペルソナがなかったことだが、最初から火炎・闇無効持ちだししょうがないか。あと真田、牛丼食わすなバカ。玉ねぎ云々以前に犬には塩分過多だっての。逆に高級ドッグフードを自腹で購入した荒垣さんは菩薩だ。
●荒垣真次郎
荒垣さん、と思わず敬称で呼ばずにはいられない漢。あの不器用な優しさと高校生とは思えぬ渋い生き様、そしてカッコ良過ぎる最期に魅せられた者は男女問わず多かろう。
あれほど優しい人だからこそ、幼い子供の母親を奪ってしまったことによる自責の念と苦しみは想像を絶していたと思われる。それでもなお、天田の意志を悟った時はそばにいて守ることを選んだ。まったくもうなんだこの強靭さは。かなわない。無条件降伏である。
彼のペルソナが「カストール」だと知った時点で死亡フラグは示されていたのだが。プレイ後に双子座の神話を読み返すと泣ける。
ペルソナ3情報局
まだまだ攻略情報募集中です








