さらに、手軽にさくさく読めるショートショートや短編集も好物である。
そんな私にとって、この「異形コレクション」はまさにお誂え向きと言うべきシリーズなのだ。
学生の頃購買で出会った第一集『ラブ・フリーク』から始まり、既刊をすっかり読んでしまった後は新刊を待ち焦がれる日々。出版社が廣済堂出版から光文社に移った後も購読は続いたが、いくら好きでもコンセプトの同じ本を延々読んでて飽きが来ないはずもない。十八集『幽霊船』あたりで疲れが出始め、二十三集『キネマ・キネマ』でとうとう力尽き、その後はしばらく距離を置くこととなってしまった。田中啓文、平山夢明あたりのグロ描写についていけなくなったのもある。
が、先日三十五集『闇電話』を書店で見かけ、懐かしさについ手にとってしまった。そうしたら、時間を置いたせいかそれとも私の精神が老いたのか、結構新鮮な気持ちで楽しめちゃったんである。
そんなわけで、ホラー欲の赴くまま、次は三十三集『オバケヤシキ』をガン読してしまった。これもなかなか良作の揃ったお買い得な一集となっていて満足至極である。
『闇電話』は一部を取り上げるのみにとどめたが、今回は全篇についてちょっとずつ感想をつけてみたいと思う。










