![]() 4年の歳月とBD2層50GB。さらに最高の性能を持つゲーム機「PLAYSTATION3」というフォーマット。それら全ての要素を限界まで追求して生み出されたKONAMIの「METAL GEAR SOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS」の完成披露記者発表会が13日六本木ヒルズにて開催された。 発表会の始まりと共に流れてきたMGS4のムービー。中東が舞台となっていることで砂漠の中の廃墟の街のような雰囲気の場所で戦闘が行われているのだが、砂の舞う感触。装甲車の重々しい質感にまるで生きているかのような兵士一人一人の動き。それらがあまりにも重く、リアリティがあり、ゲームと実写映画の違いはどこにあるのだろうかとさえ思わせるような圧倒的な出来となっていた。 ムービーが終わると、販売開発を行う株式会社コナミデジタルエンタテインメントの代表取締役を務める田中富美明氏とメタルギアシリーズの監督/ゲームデザイナーである小島秀夫監督が登場。さらにMGS4のCM映像を挟み、株式会社ソニーコンピュータエンタテインメントの代表取締役兼グループCEOの平井一夫氏よりメタルギア4についての思いが語られた。 ![]() 田中社長 「エンタテイメント業界では以前からじっくりゲームを遊びたいというお客様が多くいらっしゃいました。一方近年では嗜好の多様化が進み。カジュアルゲームが全盛となってきました。このように新たなゲームの世界が生まれ、カジュアルゲーム全盛の時代に我々はあえて大作メタルギアを投入することを決意し、小島(監督)に全てをたくしました。 昨年は発売時期が遅れるという発表もあり、心配と期待を抱かせてしまいましたがファンの皆様のご支援もあり、こうして本日無事に完成をご報告することが出来ました。 また、先ほどご覧いただきました映像のように、ゲームもついにここまできたぞ!というふうに私自身も感じております。このMGS4ではストーリー、映像、音楽。全てのものが今までのスケールを越えるものとなっております。 また、ハイスペックなPS3の性能を最大限に活用することで、今回の作品が実現したといえるのではないかと考えております。しかし、我々もまだPS3の全てを使いこなせてるわけではないと思います。今後もさらにいい作品を作れるように我々も発展していきたいと思っています」 小島監督 「お待たせいたしました、ようやくメタルギアソリッド4完成いたしました!! 今回の製作は非常に大変でした。一時期は完成の目処が見えない、作っても作っても終わらないという永遠の螺旋のような毎日が続いた頃もありました。 というのも、MGS4では数々の挑戦がありました。まずPS3という化け物ハードの性能への挑戦。HD映像や5.1chサウンドという映画並みのハイクオリティへの挑戦。ゲームのシリーズ中最大のボリューム、それに伴うスタッフの数、最大構成への挑戦。シリーズ初の世界同時発売という挑戦。そしてメタルギアサーガの完結作、シリーズ終了への挑戦という数々の挑戦です。 何度か諦めそうにもなりましたけど、世界中の人々の応援もあり、限界を超えることができました。これも皆様のご支援のおかげです。 今はカジュアルゲーム全盛の時代です。カジュアルゲームのおかげで新しい市場が生まれ、世界が広がりました。非常に素晴らしいことだと思います。しかしコアゲーマーと呼ばれるようなゲームをサブカルチャーとして捕らえ、じっくり腰を据えてプレイして楽しむ。そんな熱いゲーマーの方たちがいます。そんな人達にももう一度ゲームの楽しみを知ってもらいたいと思いました。そして文化に近づこうとしているゲームというものの火を消してはならないとこの4年間逆風の中頑張ってきました。 ゲームというのは新しい技術を吸収し、進化していく総合芸術と思っております。ここで一歩止まると次が踏み出せない。そんな思いがあります。 この21世紀になって宇宙開発の波が止まりました。それにともないそれに関係する技術や知識もなくなってしまいました。そんな中、久夛良木さんが愛情を込めて生み出したPS3という宇宙船で、人類の限界といわれる月まで行こうと決めました。そこで何度か月に着陸するうち次なる目的が見えてきました。これまでの経験を生かせば火星や土星、木星まで行くことができるという自信が沸きました。 MGS4はメタルギアを愛してくださる方のために作りましたが、ゲーム復興と言う思いも込めて製作したのも事実です。 このあとMGS4の映像を観てもらって、こういうゲームや世界もありだなと皆さんに感じて欲しいです。」 平井社長 「MGS4完成おめでとうございます。 先日小島監督からお電話をいただきまして、大々的に皆様に紹介する前に平井社長に体験してもらいたいという嬉しい連絡を受け、小島監督自らにコントローラーを握ってもらい、ゲームプレイを見させてもらいました。そこで映像の素晴らしさ、ストーリーの素晴らしさ、ゲームプレイの奥深さというのが伝わってきて、あっという間に1時間半〜2時間といった時間が経っていました。 PS3も去年の年末、全世界で普及台数1000万台を越えました。今年はさらにPS3ビジネスを加速していきたいと思っておりますが、MGS4がこの勢いをさらに後押ししてくれるコンテンツになると思っております。 この素晴らしいタイトルMGS4を、PS3とのコンビネーションで全世界の人に楽しんでもらいたいと思っています。そのためSCEもKONAMIさんと手を組み、マーケティング、プロモーションで協力していきます。 その例としてメタルギアカラーのPS3を発売しますし、通常のブラックやシルバーの本体にもMGS4のバンドルパックの販売も計画しております。また発売日にあわせPS3のネットワーク「まいにちいっしょ」でも3日間連続で特集を組むというようなことも予定しています。 MGS4とPS3というコラボレーションで初めて体験できる世界を皆さんにも楽しんでもらいたいです」 ![]() 3人のコメントが終わった後は、いよいよ小島監督自らが解説しながらのMGS4ゲームプレゼンテーションだ。 ムービーもリアルタイムで展開されるなど、通常のゲーム画面全てがムービーレベルと言って良いようなあまりのクオリティの高さに圧倒されたが、そのゲームプレイの中で紹介された、今作の新たなシステム面などを記載していきたい。 ・ストーリー展開 全何章かは秘密だが、章立てになっている。 章の始めには「サニー」という少女が目玉焼きを焼くシーンが挿入され、それが章の中身と関係してくる。 ・オクトカムシステム 壁や床に張り付いたりすることでテクスチャーを服に吸い取る。 それにより敵の目を逃れやすくなる。右上に隠れているパーセンテージが表示される。 ・ストレスゲージ 直射日光の当たる所や、ごみ箱などの環境の悪い所に留まるとゲージが悪化していく。 ストレスを戻すには日陰に入ったりする。 ・2大勢力の戦闘。 PMCという傭兵と民兵が戦闘している。 戦闘に参加することも可能だが、MGS4はこれまでのシリーズ同様潜入アクションなので、戦闘に参加する必要はない。 ・スレッドリング 敵の気配を感じるレーダーのような存在。 スネークの周りに広がるオーラのようなものの動きにより、敵の動きを読める。 ・ソリッドアイ スネークの左眼に装着される眼帯のようなデバイス。 暗視スコープやレーダー。さらに敵の感情を読んだりすることもできる。 ・メタルギアMk-II オタコンの操縦するスネークのサポート機。 様々な機能を持ち、スネークの活動をサポートする。 ・武器関連 ドルピンという武器販売業者が登場。 ゲーム中で獲得できるドルピンポイントというものを使って武器などを購入することが可能になっている。 また、手に入れた武器にパーツを付け足し、カスタマイズしていくことも可能。 ゲームプレゼンテーションの後は、同作のプロデューサー「今泉健一郎」氏が登場し、MGS4と数々の企業とのコラボレーション展開が発表されたので、こちらの一部も紹介していくぞ。 ・Regain 24時間戦う男「スネーク」とイメージが合うということでMGS4内にRegainが登場。それを飲むことにより、LIFEと気力が回復する。 また現実のRegainでも6月10日よりMGSオリジナル携帯クリーナー、ドッグタグのいずれか一つがもらえるキャンペーンも実施。 ・ユニクロオリジナルTシャツ発売 ユニクロのTシャツブランド「UT」とMGS4のコラボTシャツが登場。 6種×2色がラインナップされており、6月12日より販売予定。 また、Tシャツのタグに付いているQRコードからMGS4壁紙が手に入るキャンペーンも実施。 ・携帯電話W62S ソニー・エリクソン社製のauの人気機種「W62S」がゲームに登場し、作中でヴァンプとナオミが使用する。 また、ソニー・エリクソン社直営のPlayNowキセカエ「頑張れサラリーマン」とのコラボも実現。MGS4の主人公オールド・スネークが頑張れサラリーマンの世界に登場するぞ。 ・アイドル南明菜さん登場 グラビアなどでも活躍されるアッキーナこと南明菜さんが作中に登場。 ゲーム中に素敵な笑顔でスネークを和ましてくれるぞ。 ![]() そしていよいよイベントも終了へ。 小島監督と今泉プロデューサーに加え、アッキーナさんも登場。 小島監督とアッキーナさんのトークなどが展開された。 アッキーナさんと小島監督のオンラインメタルギアでの対戦の約束や、南さんのメタルギアへの想いが語られたりと華やいだ雰囲気の中、トークは進んでいった。 さらにここで発表されたのがワールドツアーの実施だ。 東京、ロンドン、マドリッド、パリ、アメリカなどの各都市を回り、各国のファンと握手会をしたり、トークをしたりする予定との事だ。 「MGSのテーマは次世代に伝えるもの。何を伝えるかということをテーマに行ってきました。4では最も伝えにくいけれど、最も伝えなければならないもの。人の意思や感情、センスと呼んでいますがそれをテーマにしています。 MGSが生まれて21年。PSで発売されてから10年。MGS4にはこれまでの21年間の技術や経験全てを詰め込んでいます。そして我々の21年間。そして皆様と共に歩んできた21年間のセンスを全て詰め込んでいます。 僕らのやれることはすべてやりました。6月12日世界同時発売のMGS4をよろしくお願いします!」 最後の小島監督のメッセージで語られた、21年間という月日の全てを込めて作られたという言葉。その言葉に負けない、高いクオリティを誇るMGS4。 発売日から眠れぬ日が続くことは間違い無さそうだ。 「METAL GEAR SOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS」公式サイト (C)1987 2008 Konami Digital Entertainment Co.,Ltd |
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