■第二話 「喰う!」
【STORY】
野伏せりから村を救って欲しい。キララはカンベエに嘆願するが、カンベエは村へ帰れと突き放す。見かねたカツシロウが侍探しに協力するも、知行や恩賞に縁の無い戦に興味を持つ侍など簡単には見つかる訳はなかった。
落胆の日々が続く中、虹雅渓の豪商アヤマロのドラ息子ウキョウがキララを見初めて拉致してしまう。キララを救出すべく、カツシロウと、コマチのお気に入りメカ侍キクチヨがハーレムを急襲! その時、カンベエは!?
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カンベエこそ村を救うサムライと見て、人ごみの中後を追うキララ。が、それよりも早くカツシロウがカンベエの前に立ちふさがっていた。かと思えば、なんとそのまま土下座である。彼の剣の腕に惚れ込み、弟子にして欲しいというのだ。未来に夢を持つ若者が、自分の理想の権化のような人物を目の前にしたのだから無理もない。これでもし艦隊戦での奮戦を見たりでもしたら、弟子どころか嫁になると言い出しかねない勢いである。
だが、所詮戦を知らないカツシロウの語る理想は、単なる理想に過ぎない。カンベエは現実を知る者らしい苦い表情を浮かべ、すげなく去ろうとするのだった。渋い。
しかし半歩踏み出す間もなく、今度は追いついてきたキララに呼び止められてしまう。なんだか魅力MAX状態のガ○パレみたいである(わかりにくい例え)。
村の窮状を話し、力になって欲しいとカンベエに懇願するキララ。けれど彼は「自分は負け戦しかできないから」と首を縦に振らない。その一方で、用もないのにカツシロウの正義感に火がついてしまい、自分が手を貸そうと言い出した。鯛を釣ろうと思ったのにエビが釣れちゃったよ的な微妙な表情になる一同だが、せっかくの申し出を断るわけにもいかず、とりあえずともにサムライ探しをすることになる。
しかしサムライ探しは想像以上に難航。キララたちの話にまともに取り合ってくれるサムライなどそういないのだ。最初から断る者はまだしも、なけなしの米を食うだけ食ってハイサヨウナラな連中はあんまりにもあんまりだ。にしても、見てて異様に腹の減るアニメではある。米食いたいな。
そんな具合に街をうろうろしていたら、顔面白塗りマロ眉毛の、カッコつけてんだかふざけてんだかわからないファッションセンスのヒョーロク玉にキララが目をつけられ、連れ去られてしまった。どうやらハーレムの一員に加えるつもりらしい。だからそんなヘソ出し腿出しで歩くなと言ったのに。
その頃、別行動をとっていたコマチとリキチは、例の巨大メカ侍・キクチヨと遭遇していた。米を振舞ってやったところ、キクチヨは二つ返事で野伏せり退治を引き受けてくれた。いい人である。後先全然考えてないとも言えるが。
それにしてもこのキクチヨ、リアクションがいちいち妙に可愛らしい。嬉しい時に耳やシッポが動くのはよく見かけるが、肩当てがぴょこぴょこ動くキャラなど初めて見た。どういう萌えだコレは。
さらにメカのくせに有り得ないほどの食いっぷり。有機物を体内でエネルギーに変えるシステムを内蔵しているというのか。ドラ○もん並みのハイスペックである。
そうこうしているうちにキララを見失ったカツシロウが戻ってきて、キクチヨも一緒に彼女の救出に向かうことに。キララを乗せた前衛的デザインの車を、キクチヨの一閃で両断したはいいが、ぞろぞろ現れた用心棒どもに苦戦する。特にカツシロウ、あっさり刀は奪われるわ、離すなと言った尻から繋いだ手を離しちゃうわ、何ですかこの人、もしかして弱い?
強くないだろうとは思っていたが、ちょっと弱すぎるにも程がある。まあ、前回のカンベエがすごすぎて見劣りがしてしまうというのもあるが。
カツシロウが揉まれている間に逃げ出したキララだが、高所に追い詰められ絶体絶命に。しかし彼女は冷静さを失わない。眼下にカンベエの歩く姿を認めた彼女は、なんとためらいもなく空中へと身を躍らせた。
ええええええええええ。
ちょっとあんた度胸ありすぎ! カンベエがちゃんと気づいて助けてくれたからよかったようなものの、もし気づいてもらえないorスルーされたらどうするつもりだったのだ。そこはカンベエを真のサムライと見抜いた巫女の勘というものなのか。つうかこの場合サムライどころかマトリックスの領域だよ。
そんなとてつもない無茶っぷりを見せてくれたキララの信念に、どうやらカンベエも屈してしまいそうな気配を見せつつ次回へ続く。今後の期待としては、未だレベル1のカツシロウのこれからの成長に尽きる。まさかこのまま最後までヘタレってことはないよな…。