■第五話 「お粗末!」
【STORY】
キュウゾウは圧倒的な剣技でカンベエを追い詰めるが、思わぬ邪魔に水を差され、再度の果し合いを言い残し立ち去る。
続く侍探しは、薪割で生計を立てているサムライ崩れ・ヘイハチとの出会い。
口を開けば米の話ばかりで戦力としては心許無いものの、いざという時に気が休まる不思議な性格の男。
第三のサムライは、このヘイハチだ。
戻ってきたキュウゾウを嘲笑う剣客ヒョーゴは、カンベエに興味を持つ。
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
前回、キュウゾウにあっさり振られてしまったカンナ村サムライスカウトチームは、相変わらず熱心にサムライ探しを続けていたが、その成果は思わしくなかった。
またしても握り飯だけ持ち逃げされて落ち込むリキチに、ゴロベエが「もっと情熱を込めて『アンタに惚れた』と言え」的なアドバイスをする。えええ、どうなんだろうそれは。言われて嬉しいのはそうかもしれないが、時と場合と相手にもよるんでは。むしろこの場合、ゴロベエは必死になって「惚れた」を連発するリキチをからかって喜んでるだけのように見える。矢寸止めアハーンといい、悪趣味だなこのおっさん。つうかゴリラおっさんにすりすりされて引きまくってるリキチが素直に可哀想。
一方、カンベエらは気分転換に寄った茶店で気になるサムライの話を聞いた。金は持っていないものの、巻き割りで茶代を払い、楊枝まで削ってくれた奇特なサムライがいた、と。しかもその楊枝が、テーブルに突き立てるとするりと刺さってしまうというシロモノ。えええ、どうなんだろうそれは(二回目)。すごいとは思うけど物理的に有りなのか。
その頃ゴロベエは、件のサムライ・ヘイハチに思いがけず遭遇していた。刀でパカパカと薪を割る様子に興味を持ち、声をかけるとこれがまた変わったキャラをしている。しかもサムライなのに人を斬ったことがないというのだ。その飄々とした人柄に惚れ込んだゴロベエがヘイハチをアジトに招き入れ、戻ってきたカンベエらとも邂逅がかなったのだった。まさに奇縁と言える。
カンナ村防衛の計画を聞いたヘイハチは、なんだか変なスイッチが入っちゃったようでなぜかカンナ村の米を大絶賛。あげく、「一粒の米には七人の神がいる」とババア臭い薀蓄まで語り出す始末。重度の米オタかこの人。マニアックな。
そして米オタサムライ・ヘイハチは、仲間に加わって欲しいという頼みを快く引き受けてくれたのだった。いい人だ。今まで断られまくってただけにことさらいい人に見える。
収まらないのはキクチヨである。自分(とカツシロウ)はおみそ扱いなのに、こんな弱そうな奴がサムライ扱いというのが気に食わないらしい。突如家計図を取り出しその場に広げ、どうだ俺もサムライだぞと威張ってみせた。
が、自分の名前を示してみろと言われると、女性の名前やら13歳の子供やらを指差しちゃって総ツッコミを受けるドジっ子キクチヨ。あんな自信満々だったくせに字読めないのかよ! 可愛いよ! コマチにナデナデされて余計にプンスカしてるのもまた可愛いよ!!
翌朝、例によって薪を割っているヘイハチに勝負を挑むキクチヨ。まああんだけ恥かいた後だし気持ちはわかるが。
しかしヘイハチはヒートアップしているキクチヨをさらりとなだめ、「貴殿もサムライの魂を持っている」とごくさりげなくヨイショをかました。これが見事にキクチヨの秘孔を突き、ケンカだと慌てたコマチがゴロベエを呼んでくるまでの間に、2人は肩を抱き合い共に朝日を愛でる義兄弟と化していたのだった。ちょっとキクチヨ扱いやすすぎるよ! 可愛いよ!
機嫌の良くなったキクチヨも交え、今日もサムライ探しに繰り出さんとする一行。そこへ現れたのが、キュウゾウと共にアヤマロに仕えているサムライ・ヒョーゴだった。すかさずキララを守り勝負を受けようとしたが、「下がれ小僧!!」の一喝で気圧されるカツシロウ。アイタタター。
ヒョーゴの目的は当然カンベエであり、たちまち前回に劣らぬ迫力のチャンバラが始まった。襲い来る剣戟を交わし、隙を見てヒョーゴのきんたまをわしづかみにするカンベエ。・・・だからなんでアンタはわざわざそんな「ネタにしてくれ」と言わんばかりの行動をとるのか。
刺客はヒョーゴ1人ではなく、でかいヤカンみたいなロボ2体も襲い掛かってきた。一体はここが見せ場とキクチヨちゃんが相手をするが、もう一体はキララとそれをかばうヘタレのカツシロウではとても防ぎきれない。
それを見たヘイハチが機転をきかせ、薪とワイヤーで器用なトラップをこしらえて見事ヤカンを撃退してのけた。ピ、ピタゴラスイッチ!!
ところがヘイハチのピタゴラ装置は周囲の建物も巻き込み、大崩壊が始まってしまった。傾く足場にバランスを崩し、転げ落ちそうになるキララ。咄嗟にカツシロウが腕を捉えたものの、ヘタレなのでキララの体重を支えきれない。そこで再びヘイハチが登場、義兄弟キクチヨを支点にしてカツシロウにワイヤーを絡め、見事2人の救出に成功した。さらにカンベエにワイヤーを結んだ薪の一方を投げ、受け取ったカンベエが遠心力を利用してヒョーゴにアタック。ひとまずこの場を制することが出来たのだった。
この一連の流れが非常にスピーディで美しい。工兵としてのヘイハチの技能も明確にされ、キクチヨちゃんも活躍して、私としては大満足である。
また注目すべきは、同じ人を殺したことがないサムライでもヘイハチは可でカツシロウは不可、周囲の建物をめちゃめちゃにぶっ壊してもヘイハチは可でキクチヨは不可、という対比だろうか。そこが人徳の差なのかも知れないが、後者はそれだけですませちゃいけないような気もする。
そしてアヤマロの屋敷では、何者かの襲撃を受けた御勅使殿が、畳に鮮血をぶちまけ事切れていたのだった。何この火曜サスペンスな引き。
【STORY】
キュウゾウは圧倒的な剣技でカンベエを追い詰めるが、思わぬ邪魔に水を差され、再度の果し合いを言い残し立ち去る。
続く侍探しは、薪割で生計を立てているサムライ崩れ・ヘイハチとの出会い。
口を開けば米の話ばかりで戦力としては心許無いものの、いざという時に気が休まる不思議な性格の男。
第三のサムライは、このヘイハチだ。
戻ってきたキュウゾウを嘲笑う剣客ヒョーゴは、カンベエに興味を持つ。
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
前回、キュウゾウにあっさり振られてしまったカンナ村サムライスカウトチームは、相変わらず熱心にサムライ探しを続けていたが、その成果は思わしくなかった。
またしても握り飯だけ持ち逃げされて落ち込むリキチに、ゴロベエが「もっと情熱を込めて『アンタに惚れた』と言え」的なアドバイスをする。えええ、どうなんだろうそれは。言われて嬉しいのはそうかもしれないが、時と場合と相手にもよるんでは。むしろこの場合、ゴロベエは必死になって「惚れた」を連発するリキチをからかって喜んでるだけのように見える。矢寸止めアハーンといい、悪趣味だなこのおっさん。つうかゴリラおっさんにすりすりされて引きまくってるリキチが素直に可哀想。
一方、カンベエらは気分転換に寄った茶店で気になるサムライの話を聞いた。金は持っていないものの、巻き割りで茶代を払い、楊枝まで削ってくれた奇特なサムライがいた、と。しかもその楊枝が、テーブルに突き立てるとするりと刺さってしまうというシロモノ。えええ、どうなんだろうそれは(二回目)。すごいとは思うけど物理的に有りなのか。
その頃ゴロベエは、件のサムライ・ヘイハチに思いがけず遭遇していた。刀でパカパカと薪を割る様子に興味を持ち、声をかけるとこれがまた変わったキャラをしている。しかもサムライなのに人を斬ったことがないというのだ。その飄々とした人柄に惚れ込んだゴロベエがヘイハチをアジトに招き入れ、戻ってきたカンベエらとも邂逅がかなったのだった。まさに奇縁と言える。
カンナ村防衛の計画を聞いたヘイハチは、なんだか変なスイッチが入っちゃったようでなぜかカンナ村の米を大絶賛。あげく、「一粒の米には七人の神がいる」とババア臭い薀蓄まで語り出す始末。重度の米オタかこの人。マニアックな。
そして米オタサムライ・ヘイハチは、仲間に加わって欲しいという頼みを快く引き受けてくれたのだった。いい人だ。今まで断られまくってただけにことさらいい人に見える。
収まらないのはキクチヨである。自分(とカツシロウ)はおみそ扱いなのに、こんな弱そうな奴がサムライ扱いというのが気に食わないらしい。突如家計図を取り出しその場に広げ、どうだ俺もサムライだぞと威張ってみせた。
が、自分の名前を示してみろと言われると、女性の名前やら13歳の子供やらを指差しちゃって総ツッコミを受けるドジっ子キクチヨ。あんな自信満々だったくせに字読めないのかよ! 可愛いよ! コマチにナデナデされて余計にプンスカしてるのもまた可愛いよ!!
翌朝、例によって薪を割っているヘイハチに勝負を挑むキクチヨ。まああんだけ恥かいた後だし気持ちはわかるが。
しかしヘイハチはヒートアップしているキクチヨをさらりとなだめ、「貴殿もサムライの魂を持っている」とごくさりげなくヨイショをかました。これが見事にキクチヨの秘孔を突き、ケンカだと慌てたコマチがゴロベエを呼んでくるまでの間に、2人は肩を抱き合い共に朝日を愛でる義兄弟と化していたのだった。ちょっとキクチヨ扱いやすすぎるよ! 可愛いよ!
機嫌の良くなったキクチヨも交え、今日もサムライ探しに繰り出さんとする一行。そこへ現れたのが、キュウゾウと共にアヤマロに仕えているサムライ・ヒョーゴだった。すかさずキララを守り勝負を受けようとしたが、「下がれ小僧!!」の一喝で気圧されるカツシロウ。アイタタター。
ヒョーゴの目的は当然カンベエであり、たちまち前回に劣らぬ迫力のチャンバラが始まった。襲い来る剣戟を交わし、隙を見てヒョーゴのきんたまをわしづかみにするカンベエ。・・・だからなんでアンタはわざわざそんな「ネタにしてくれ」と言わんばかりの行動をとるのか。
刺客はヒョーゴ1人ではなく、でかいヤカンみたいなロボ2体も襲い掛かってきた。一体はここが見せ場とキクチヨちゃんが相手をするが、もう一体はキララとそれをかばうヘタレのカツシロウではとても防ぎきれない。
それを見たヘイハチが機転をきかせ、薪とワイヤーで器用なトラップをこしらえて見事ヤカンを撃退してのけた。ピ、ピタゴラスイッチ!!
ところがヘイハチのピタゴラ装置は周囲の建物も巻き込み、大崩壊が始まってしまった。傾く足場にバランスを崩し、転げ落ちそうになるキララ。咄嗟にカツシロウが腕を捉えたものの、ヘタレなのでキララの体重を支えきれない。そこで再びヘイハチが登場、義兄弟キクチヨを支点にしてカツシロウにワイヤーを絡め、見事2人の救出に成功した。さらにカンベエにワイヤーを結んだ薪の一方を投げ、受け取ったカンベエが遠心力を利用してヒョーゴにアタック。ひとまずこの場を制することが出来たのだった。
この一連の流れが非常にスピーディで美しい。工兵としてのヘイハチの技能も明確にされ、キクチヨちゃんも活躍して、私としては大満足である。
また注目すべきは、同じ人を殺したことがないサムライでもヘイハチは可でカツシロウは不可、周囲の建物をめちゃめちゃにぶっ壊してもヘイハチは可でキクチヨは不可、という対比だろうか。そこが人徳の差なのかも知れないが、後者はそれだけですませちゃいけないような気もする。
そしてアヤマロの屋敷では、何者かの襲撃を受けた御勅使殿が、畳に鮮血をぶちまけ事切れていたのだった。何この火曜サスペンスな引き。
[ アニメ感想/サムライ 7]









