■第7話 「過」
【STORY】
鷹山と玲奈がかつて恋愛関係にあったことを知る雅音。玲奈は以前ウィッチブレイドの適合者と見なされていたものの、ウィッチブレイドを持って逃走、それ以降の状況については、鷹山自身詳しくは把握していないようだ。
一方、暴走が加速した栞は、雅音のいるクルーザーに襲撃を仕掛ける。クローンブレイドを発動したことによる、装着者への影響。それは時として装着者自身を崩壊させる。玲奈はただ冷静に、その事象を分析していた。
脚本:小林靖子 / 絵コンテ:西森章 / 演出:徳本善信 / 作画監督:岡辰也
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
看護婦を惨殺し、血まみれで佇む姿を玲奈&その他大勢に見られた栞。自分のしたことに戸惑いを見せ、縋るように玲奈に抱きつく。なーんかこの抱きつき方がわざとらしいというか、わかっててやってんじゃねえかこいつと思ったら、玲奈の肩越しに隠れた顔は案の定完全に狂者のそれだった。こ、怖い! 「気持ちいいかと思って・・・」の呟きがますます怖い。
そのままだったら玲奈はどっちの方向に持ち込まれるにしろ無事ではすまなかったろうが、油断なく非常ベルを鳴らしたことで状況を打破。が、栞は窓ガラスを突き破って逃亡してしまった。このままでは若い女を片っ端から殺すのは必定だ。ヒグマが山から下りてきた並みの緊急事態である。
その頃、鷹山と玲奈のマル秘写真を発見してしまった雅音は、鷹山にどういうことかと詰め寄っていた。鷹山は動じることなく、彼女との過去を語りだす。
玲奈は導示とNSWFが技術提携していた当時、NSWFから派遣されてきた技術職員であったこと。全てにおいて優秀な女性であったが、ある時ウィッチブレイドを奪って逃亡してしまったこと。玲奈はウィッチブレイドの適合者だったこと。そして、彼女と鷹山が特別な関係にあったこと。
鷹山の口振りだと、彼の方は相当本気だったのにあっさり捨てられたと自嘲しているような印象を受ける。あまり詳しくは語らないが、彼女に一方的に利用されたと考えそのことに傷つき、ひょっとすると今でもそのことを引きずっているのかもしれない。雅音の言うとおり、鷹山のいろんな意味でゴツゴツした外見からは想像もつかない機微ではあるが。
一方、斗沢は写真を元にクルーザーの正体を探っていたが、なかなか思うようにはかどらない。そこで頼ることにしたのが、同じビル住人のチョーさんである。あのエロジジイ、浮浪者ネットワークにでもツテがあるんかなと思いきや、なんと彼の部屋はネットはネットでも広大なWEBへと繋がっていたのだった。じいさんスーパーハッカーかよ! ギャップがカッコいいな!!
果たす当てのなさそうな合コンの約束を餌に情報をゲットした斗沢。早速はりきって車に乗り込むが、助手席には先回りした梨穂子がちょんと座っていた。どうやら斗沢とチョーさんの会話から「合コン」だの「濃ゆいオタク」だの不都合な単語だけを拾い出し、彼が雅音によからぬことを企んでいるのではと心配したらしい。まあ方向性は別として概ね間違ってはいないけれども。
梨穂子の頑固さは既に飲み込み済みの斗沢、困惑しつつもしぶしぶ彼女も連れて行くことにしたのだった。
場面は再びクルーザーへ。雅音は仕事中の鷹山にカルーアミルクのプレゼント。そんなもん作れるくらいなら娘に玉子焼きのひとつも作ってやる練習しろよと思うが、それはともかくいい雰囲気の中で鷹山はさらに衝撃的な事実を明かした。
玲奈が逃亡した際、後を追った導示のアイウェポンとNSWFの"姉妹"たちが、玲奈を挟んで対峙することになった。その時玲奈の持ったウィッチブレイドが突如発動、爆発と衝撃による大破壊を巻き起こした。それが6年前の大震災の正体だというのである。つまり東京を壊滅せしめ大勢の人間が死んだその惨事は、自然災害どころか明らかな人災だったわけだ。
ならば被害者である雅音はもっと突っ込んでもよさそうなものなのに、そのへんはもうどうでもいいのかさらりとスルー。並んだ酒瓶のすき間を埋めるため、折り紙でカブトなどを折っている。この「ひとつだけ欠ける」とか「仲間はずれ」とかを厭う雅音の性質は1話でも描かれていたが、やはり彼女の失われた記憶に関わるものなのだろうか。
さらに気になるのは、大破壊の回想の中で玲奈が抱えていた赤ん坊らしきものである。真っ当に考えるなら、それは鷹山との間に出来た子で、大破壊のどさくさではぐれてしまったということになる。
・・・なんか嫌な予感がしてきましたよ。
歳にそぐわぬ賢さ。年齢。容姿の相似。第1話での雅音の「自分の子と思えない」発言。判断材料が揃いすぎている。というか、伏線どころかあからさまにその事実を指し示しているとしか思えない。
そんな話をしているうち、クルーザーは何者かの襲撃を受けた。ザ・変態百合ターミネーター・栞である。
変身して迎えうつ雅音だったが、よだれまで垂らして完全にイッちゃってる化け物に容易にかなうわけもない。そこへ鷹山と瀬川が駆けつけ、銃で援護を開始した。と言っても、撃ってるのは専ら上司の鷹山で、瀬川はハンドガン構えてうろうろするばかり。役たたねえ!!
ショボメガネはほっといて、果敢にも栞を銃撃する鷹山。その雄姿はタイラントと戦うスターズの如しである。と、雅音の相手にも飽きた栞は、鷹山へとターゲットを変更した。彼女にとっては鷹山は愛する人の元彼なわけで、局長の運命はサイコロステーキ確定かと思われた。
ところが栞は予想外の行動に出た。鷹山を押し倒し、シャツを乱暴に引き裂いたのである。ギャー!! 逆!! 普通それ逆!!
思うにこれは、栞的には玲奈を思うが故の行動なのだろう。要するにティーカップやら注射跡やらと同じで、間接キッスを欲しているわけだ。
が、無理やり口づけた時点で唐突に終わりは訪れた。悲鳴をあげて硬直した栞の身体は、たちまち透明な一体の人形と化し、やがて粉々に砕けて一山の砂となってしまった。なるほど。これがクローンブレイドを使う者の末路ということか。
港についたクルーザーを、玲奈が待ち受けていた。栞の遺体の在り処を尋ねた彼女の前に運ばれてきたのは一袋の砂のみ。余談だが、あれはやっぱり瀬川がホウキとちりとりで集めたんだろうな。てかポリ袋に入れんなよ。あれじゃまるっきり燃えるゴミだよ。しょうがないとはいえ栞可哀想。
そこへ斗沢と梨穂子も到着。三人揃っておうちに帰ることに。とりあえずはめでたしめでたしと言いたいところだが、その様子を見ていた玲奈がこぼした「あの子が・・・」という一言が気になる。初見ではない雅音を指しているのでは当然なかろう。そうすると、対象となるのは一人しかいないのだが。
どうであれ、雅音と梨穂子の母子の絆に亀裂が生じたり、そのために梨穂子が傷ついたりすることがないのを祈りたい。その前に、雅音がポリ袋入りになってしまう可能性も皆無ではないのだが。
【STORY】
鷹山と玲奈がかつて恋愛関係にあったことを知る雅音。玲奈は以前ウィッチブレイドの適合者と見なされていたものの、ウィッチブレイドを持って逃走、それ以降の状況については、鷹山自身詳しくは把握していないようだ。
一方、暴走が加速した栞は、雅音のいるクルーザーに襲撃を仕掛ける。クローンブレイドを発動したことによる、装着者への影響。それは時として装着者自身を崩壊させる。玲奈はただ冷静に、その事象を分析していた。
脚本:小林靖子 / 絵コンテ:西森章 / 演出:徳本善信 / 作画監督:岡辰也
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
看護婦を惨殺し、血まみれで佇む姿を玲奈&その他大勢に見られた栞。自分のしたことに戸惑いを見せ、縋るように玲奈に抱きつく。なーんかこの抱きつき方がわざとらしいというか、わかっててやってんじゃねえかこいつと思ったら、玲奈の肩越しに隠れた顔は案の定完全に狂者のそれだった。こ、怖い! 「気持ちいいかと思って・・・」の呟きがますます怖い。
そのままだったら玲奈はどっちの方向に持ち込まれるにしろ無事ではすまなかったろうが、油断なく非常ベルを鳴らしたことで状況を打破。が、栞は窓ガラスを突き破って逃亡してしまった。このままでは若い女を片っ端から殺すのは必定だ。ヒグマが山から下りてきた並みの緊急事態である。
その頃、鷹山と玲奈のマル秘写真を発見してしまった雅音は、鷹山にどういうことかと詰め寄っていた。鷹山は動じることなく、彼女との過去を語りだす。
玲奈は導示とNSWFが技術提携していた当時、NSWFから派遣されてきた技術職員であったこと。全てにおいて優秀な女性であったが、ある時ウィッチブレイドを奪って逃亡してしまったこと。玲奈はウィッチブレイドの適合者だったこと。そして、彼女と鷹山が特別な関係にあったこと。
鷹山の口振りだと、彼の方は相当本気だったのにあっさり捨てられたと自嘲しているような印象を受ける。あまり詳しくは語らないが、彼女に一方的に利用されたと考えそのことに傷つき、ひょっとすると今でもそのことを引きずっているのかもしれない。雅音の言うとおり、鷹山のいろんな意味でゴツゴツした外見からは想像もつかない機微ではあるが。
一方、斗沢は写真を元にクルーザーの正体を探っていたが、なかなか思うようにはかどらない。そこで頼ることにしたのが、同じビル住人のチョーさんである。あのエロジジイ、浮浪者ネットワークにでもツテがあるんかなと思いきや、なんと彼の部屋はネットはネットでも広大なWEBへと繋がっていたのだった。じいさんスーパーハッカーかよ! ギャップがカッコいいな!!
果たす当てのなさそうな合コンの約束を餌に情報をゲットした斗沢。早速はりきって車に乗り込むが、助手席には先回りした梨穂子がちょんと座っていた。どうやら斗沢とチョーさんの会話から「合コン」だの「濃ゆいオタク」だの不都合な単語だけを拾い出し、彼が雅音によからぬことを企んでいるのではと心配したらしい。まあ方向性は別として概ね間違ってはいないけれども。
梨穂子の頑固さは既に飲み込み済みの斗沢、困惑しつつもしぶしぶ彼女も連れて行くことにしたのだった。
場面は再びクルーザーへ。雅音は仕事中の鷹山にカルーアミルクのプレゼント。そんなもん作れるくらいなら娘に玉子焼きのひとつも作ってやる練習しろよと思うが、それはともかくいい雰囲気の中で鷹山はさらに衝撃的な事実を明かした。
玲奈が逃亡した際、後を追った導示のアイウェポンとNSWFの"姉妹"たちが、玲奈を挟んで対峙することになった。その時玲奈の持ったウィッチブレイドが突如発動、爆発と衝撃による大破壊を巻き起こした。それが6年前の大震災の正体だというのである。つまり東京を壊滅せしめ大勢の人間が死んだその惨事は、自然災害どころか明らかな人災だったわけだ。
ならば被害者である雅音はもっと突っ込んでもよさそうなものなのに、そのへんはもうどうでもいいのかさらりとスルー。並んだ酒瓶のすき間を埋めるため、折り紙でカブトなどを折っている。この「ひとつだけ欠ける」とか「仲間はずれ」とかを厭う雅音の性質は1話でも描かれていたが、やはり彼女の失われた記憶に関わるものなのだろうか。
さらに気になるのは、大破壊の回想の中で玲奈が抱えていた赤ん坊らしきものである。真っ当に考えるなら、それは鷹山との間に出来た子で、大破壊のどさくさではぐれてしまったということになる。
・・・なんか嫌な予感がしてきましたよ。
歳にそぐわぬ賢さ。年齢。容姿の相似。第1話での雅音の「自分の子と思えない」発言。判断材料が揃いすぎている。というか、伏線どころかあからさまにその事実を指し示しているとしか思えない。
そんな話をしているうち、クルーザーは何者かの襲撃を受けた。ザ・変態百合ターミネーター・栞である。
変身して迎えうつ雅音だったが、よだれまで垂らして完全にイッちゃってる化け物に容易にかなうわけもない。そこへ鷹山と瀬川が駆けつけ、銃で援護を開始した。と言っても、撃ってるのは専ら上司の鷹山で、瀬川はハンドガン構えてうろうろするばかり。役たたねえ!!
ショボメガネはほっといて、果敢にも栞を銃撃する鷹山。その雄姿はタイラントと戦うスターズの如しである。と、雅音の相手にも飽きた栞は、鷹山へとターゲットを変更した。彼女にとっては鷹山は愛する人の元彼なわけで、局長の運命はサイコロステーキ確定かと思われた。
ところが栞は予想外の行動に出た。鷹山を押し倒し、シャツを乱暴に引き裂いたのである。ギャー!! 逆!! 普通それ逆!!
思うにこれは、栞的には玲奈を思うが故の行動なのだろう。要するにティーカップやら注射跡やらと同じで、間接キッスを欲しているわけだ。
が、無理やり口づけた時点で唐突に終わりは訪れた。悲鳴をあげて硬直した栞の身体は、たちまち透明な一体の人形と化し、やがて粉々に砕けて一山の砂となってしまった。なるほど。これがクローンブレイドを使う者の末路ということか。
港についたクルーザーを、玲奈が待ち受けていた。栞の遺体の在り処を尋ねた彼女の前に運ばれてきたのは一袋の砂のみ。余談だが、あれはやっぱり瀬川がホウキとちりとりで集めたんだろうな。てかポリ袋に入れんなよ。あれじゃまるっきり燃えるゴミだよ。しょうがないとはいえ栞可哀想。
そこへ斗沢と梨穂子も到着。三人揃っておうちに帰ることに。とりあえずはめでたしめでたしと言いたいところだが、その様子を見ていた玲奈がこぼした「あの子が・・・」という一言が気になる。初見ではない雅音を指しているのでは当然なかろう。そうすると、対象となるのは一人しかいないのだが。
どうであれ、雅音と梨穂子の母子の絆に亀裂が生じたり、そのために梨穂子が傷ついたりすることがないのを祈りたい。その前に、雅音がポリ袋入りになってしまう可能性も皆無ではないのだが。









