■EPISODE-09 「流転のごとく…」
【STORY】
宇宙最大の中立勢力バルドー領。
その領主B.Bこそが宇宙有数の権勢家であり、今後の戦いの趨勢を握る女性であった。
そして今、まさにクレオ達が彼女との交渉に向かわんとしているとの情報が、レイチェルよりヴェッティにもたらされる。
レイチェルが去った後、再びヴェッティを右目の激痛が襲う。
だが、以前と同様に間もなくして落ち着くと、彼はラルフに彼の野望を話し出す。
ヴェッティから語られる、彼の野望の真意とは?
脚本:山田由香 / 絵コンテ:豊増隆寛 / 演出:西村大樹 / 作画監督:森川 均・金子 匡邦
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
人民軍とジョンフォール艦隊との一戦の後、会議にて報告を受けるヴェッティ様。どうやら、旦那様大閣下はやはり美少女軍団と共に戦死されていたようで。いいキャラだっただけに改めてもったいない。
事態を重く見た神聖皇帝軍は、本格的にガラスの戦艦対策に乗り出すことに決定した模様。まず、ラルフがスパイに調べさせた情報を、肖像画(?)と共に一同に解説。この子、単なる暗号解読が得意なお小姓ってだけじゃなく、この歳で諜報部を統括してるようですな。
各メンバーの驚くべき経歴と能力の紹介にかぶって流れる、その頃の彼らの動向がまた面白い。とくにハイザック。指名手配の武器マニアがちくちく可愛く縫い物してんなよ!
そして最後に紹介されるクレオ。誰が描いたんだか、肖像画が少年漫画風効果まで入ってやけにノリノリなのが笑える。
そこへ、突如レイチェルの来訪が告げられた。ヴェッティを訪ねてきたらしい。会議ほっぽって薔薇まみれの庭まで会いに行くヴェッティ。ここぞとばかりにくっさいセリフを並べ立てるが、相変わらずつれない態度のレイチェルは、クレオたちがB.Bに接触しようとしているとの情報を伝える。そして彼に手渡した贈り物の箱の中には、道化師の人形が入っていたのだった。・・・よくわからんが、いつぞやの手紙の内容とかけたある種の嫌味なんだろうか。
だが、そんな嫌味でへこむヴェッティ様ではない。すかさずレイチェルをとらえてキスするというセクハラをぶちかました。さすがに虚をつかれたレイチェルだったが、報復として彼の唇を噛み、憤然とその場を去るのだった。おいおい、そんなことしたら今度こそラルフに殺されるぞ、レイチェルが。
が、ヴェッティが激しく悶え苦しみ、薔薇の絨毯の中にバッタリと倒れてしまったためそれどころではなくなってしまった。よりによって薔薇に突っ込まなくてもいいのに。
一瞬レイチェルの口に毒でも仕込んであったのかと思ったがそうではなく、先に起こったのと同じ発作であるらしい。苦しい息の下、ヴェッティはラルフに告げる。自分の余命が幾ばくもないこと、そして、宇宙のどこかに眠っているという巨大戦艦のこと。
今は砕け散ってしまったというその戦艦には、失われし偉大なテクノロジィが眠っている。その船を復活させれば、ヴェッティは宇宙を制し、またその命を永らえることも出来るのだと。それはいいけど、そんなロストテクノロジィ満載の船なら、復活させるのにもロストテクノロジィが必要なんじゃなかろうか。
一方、クレオたちの方は今後のことについて話し合っていた。ジョンフォール艦隊は撃破したものの、6倍もの兵力差がある神聖皇帝軍と戦っていくには、やはり今の人民軍では力が足りない。ここは第三勢力であるB.Bを味方に引き入れることが必要ということになったのだが、各人が個人的な主張ばかりしすぎて話がどうもまとまらない。ここでも人民軍幹部のしょぼさが浮き彫りになっている。まあ軍つったって実体はまるっきり平民なんだしな。
そのしょぼさに我慢ならなくなったクレオが「俺が行く!!」と断言。なんだかんだいって面倒見のいい、苦労症属性のクレオさんである。
道々、ミシェルがB.Bのことを説明する。海が見える丘の柵に足を乗っけたマドロスポーズで話を聞くクレオ。常に何かしらカッコつけてないとあかんのかお前は。
B.Bの女傑ぶりを聞いたクレオは、どうやら彼女に興味を持った模様。それを察したミシェルがひとこと、
「風を感じたのか?」
・・・彼女もすっかりクレオに感化されてしまったようだ。
夜、バルコニーで物思いに沈んでいたレイチェルの元に、またしてもヴェッティが現れた。腹に一物あるとはいえホントにマメだなこの人。
もう視聴者的には飽和状態の美辞麗句をまたしても大放出するヴェッティ。そんな彼に、レイチェルは「偽りは真実になりましたか」と問いかける。途端に仮面舞踏会での会話が甦り、ヴェッティはレイチェルがあの時の女性であると悟った。・・・てか気づいてなかったのかよ!!
その時風が吹き、レイチェルのストールを吹き上げた。それを空中でキャッチし、くるくる巻き取るヴェッティ。長え!!
巻き取ったストールを「あなたの代わりに抱いて寝る」と冷静に聞いたらキモイことを宣言して、ヴェッティは立ち去るのだった。
ヴェッティがレイチェルにしてるのって、正直うざかったりキモかったりすることばかりなのだが、それこそが彼の狙いなのではと思えてきた。前回彼自身が言っていたとおり、不快な思いをさせればイヤでも相手の心には残る。ちやほやされることに慣れた、また賢くプライドの高い法王の娘には、この方法が一番効くと看破してのことなのだろう。恐るべしヴェッティ様。ただの変態ホモではない。
そのヴェッティは、例によって馬車で港へと向かう。B.Bに接触するためだ。
体のことを気遣うラルフを「病気のことに触れるな」と悪鬼の形相で脅しつけるその様子は、ラルフもまた彼にとって最大に価値あるものではないことを示しているのだろうか。公式の相関図では、ラルフに対する感情が「玩具」になっているし、いつかヴェッティ様にあっさり捨てられる予感。ラルフの性格からして、ヴェッティ様を刺して自分も死ぬなんて結末も考えられるのが怖い。
レイチェルからせしめたストールもポイと部下に手渡して、さっさと船に乗り込むヴェッティ。その頃、クレオもまたB.Bの領土目指して出航しようとしていた。B.Bをめぐって、クレオとヴェッティの再対決が行われるのか。また4話のような凄絶な戦いが繰り広げられるのだろうか。
「吹いてきたぜ・・・妙な風がよ」
いい加減、この程度の名ゼリフはすっかり慣れてしまって普通に受け入れてしまっている自分がいる。ミシェルのように完全感化される日も近い。
【STORY】
宇宙最大の中立勢力バルドー領。
その領主B.Bこそが宇宙有数の権勢家であり、今後の戦いの趨勢を握る女性であった。
そして今、まさにクレオ達が彼女との交渉に向かわんとしているとの情報が、レイチェルよりヴェッティにもたらされる。
レイチェルが去った後、再びヴェッティを右目の激痛が襲う。
だが、以前と同様に間もなくして落ち着くと、彼はラルフに彼の野望を話し出す。
ヴェッティから語られる、彼の野望の真意とは?
脚本:山田由香 / 絵コンテ:豊増隆寛 / 演出:西村大樹 / 作画監督:森川 均・金子 匡邦
↓感想を読む↓(※ネタバレを含みます。ご了承ください)
人民軍とジョンフォール艦隊との一戦の後、会議にて報告を受けるヴェッティ様。どうやら、旦那様大閣下はやはり美少女軍団と共に戦死されていたようで。いいキャラだっただけに改めてもったいない。
事態を重く見た神聖皇帝軍は、本格的にガラスの戦艦対策に乗り出すことに決定した模様。まず、ラルフがスパイに調べさせた情報を、肖像画(?)と共に一同に解説。この子、単なる暗号解読が得意なお小姓ってだけじゃなく、この歳で諜報部を統括してるようですな。
各メンバーの驚くべき経歴と能力の紹介にかぶって流れる、その頃の彼らの動向がまた面白い。とくにハイザック。指名手配の武器マニアがちくちく可愛く縫い物してんなよ!
そして最後に紹介されるクレオ。誰が描いたんだか、肖像画が少年漫画風効果まで入ってやけにノリノリなのが笑える。
そこへ、突如レイチェルの来訪が告げられた。ヴェッティを訪ねてきたらしい。会議ほっぽって薔薇まみれの庭まで会いに行くヴェッティ。ここぞとばかりにくっさいセリフを並べ立てるが、相変わらずつれない態度のレイチェルは、クレオたちがB.Bに接触しようとしているとの情報を伝える。そして彼に手渡した贈り物の箱の中には、道化師の人形が入っていたのだった。・・・よくわからんが、いつぞやの手紙の内容とかけたある種の嫌味なんだろうか。
だが、そんな嫌味でへこむヴェッティ様ではない。すかさずレイチェルをとらえてキスするというセクハラをぶちかました。さすがに虚をつかれたレイチェルだったが、報復として彼の唇を噛み、憤然とその場を去るのだった。おいおい、そんなことしたら今度こそラルフに殺されるぞ、レイチェルが。
が、ヴェッティが激しく悶え苦しみ、薔薇の絨毯の中にバッタリと倒れてしまったためそれどころではなくなってしまった。よりによって薔薇に突っ込まなくてもいいのに。
一瞬レイチェルの口に毒でも仕込んであったのかと思ったがそうではなく、先に起こったのと同じ発作であるらしい。苦しい息の下、ヴェッティはラルフに告げる。自分の余命が幾ばくもないこと、そして、宇宙のどこかに眠っているという巨大戦艦のこと。
今は砕け散ってしまったというその戦艦には、失われし偉大なテクノロジィが眠っている。その船を復活させれば、ヴェッティは宇宙を制し、またその命を永らえることも出来るのだと。それはいいけど、そんなロストテクノロジィ満載の船なら、復活させるのにもロストテクノロジィが必要なんじゃなかろうか。
一方、クレオたちの方は今後のことについて話し合っていた。ジョンフォール艦隊は撃破したものの、6倍もの兵力差がある神聖皇帝軍と戦っていくには、やはり今の人民軍では力が足りない。ここは第三勢力であるB.Bを味方に引き入れることが必要ということになったのだが、各人が個人的な主張ばかりしすぎて話がどうもまとまらない。ここでも人民軍幹部のしょぼさが浮き彫りになっている。まあ軍つったって実体はまるっきり平民なんだしな。
そのしょぼさに我慢ならなくなったクレオが「俺が行く!!」と断言。なんだかんだいって面倒見のいい、苦労症属性のクレオさんである。
道々、ミシェルがB.Bのことを説明する。海が見える丘の柵に足を乗っけたマドロスポーズで話を聞くクレオ。常に何かしらカッコつけてないとあかんのかお前は。
B.Bの女傑ぶりを聞いたクレオは、どうやら彼女に興味を持った模様。それを察したミシェルがひとこと、
「風を感じたのか?」
・・・彼女もすっかりクレオに感化されてしまったようだ。
夜、バルコニーで物思いに沈んでいたレイチェルの元に、またしてもヴェッティが現れた。腹に一物あるとはいえホントにマメだなこの人。
もう視聴者的には飽和状態の美辞麗句をまたしても大放出するヴェッティ。そんな彼に、レイチェルは「偽りは真実になりましたか」と問いかける。途端に仮面舞踏会での会話が甦り、ヴェッティはレイチェルがあの時の女性であると悟った。・・・てか気づいてなかったのかよ!!
その時風が吹き、レイチェルのストールを吹き上げた。それを空中でキャッチし、くるくる巻き取るヴェッティ。長え!!
巻き取ったストールを「あなたの代わりに抱いて寝る」と冷静に聞いたらキモイことを宣言して、ヴェッティは立ち去るのだった。
ヴェッティがレイチェルにしてるのって、正直うざかったりキモかったりすることばかりなのだが、それこそが彼の狙いなのではと思えてきた。前回彼自身が言っていたとおり、不快な思いをさせればイヤでも相手の心には残る。ちやほやされることに慣れた、また賢くプライドの高い法王の娘には、この方法が一番効くと看破してのことなのだろう。恐るべしヴェッティ様。ただの変態ホモではない。
そのヴェッティは、例によって馬車で港へと向かう。B.Bに接触するためだ。
体のことを気遣うラルフを「病気のことに触れるな」と悪鬼の形相で脅しつけるその様子は、ラルフもまた彼にとって最大に価値あるものではないことを示しているのだろうか。公式の相関図では、ラルフに対する感情が「玩具」になっているし、いつかヴェッティ様にあっさり捨てられる予感。ラルフの性格からして、ヴェッティ様を刺して自分も死ぬなんて結末も考えられるのが怖い。
レイチェルからせしめたストールもポイと部下に手渡して、さっさと船に乗り込むヴェッティ。その頃、クレオもまたB.Bの領土目指して出航しようとしていた。B.Bをめぐって、クレオとヴェッティの再対決が行われるのか。また4話のような凄絶な戦いが繰り広げられるのだろうか。
「吹いてきたぜ・・・妙な風がよ」
いい加減、この程度の名ゼリフはすっかり慣れてしまって普通に受け入れてしまっている自分がいる。ミシェルのように完全感化される日も近い。
[ アニメ感想/ガラスの艦隊]

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凄く文章が面白く、頷きながら読ませて頂いています。
今週の放送分のUPも楽しみにしています(^O^)/