◆WORD
◆ルーズベルト島
物語の舞台となる「ルーズベルト島」。ニューヨークといえばマンハッタン島が有名だが、こちらはそのマンハッタンとクイーンズの間にある、細長い小さな島である。地図で見ると、陸地の合間にペンをさっと走らせたかのような、誠に慎ましい存在感を示している。観光地としてもややマイナーであると言っていい。
ニューヨーク市長により複合居住地として開発され、巨大マンションやホテルなどが立ち並ぶ言わば新都市。しかし、1975年より以前は精神病院や救貧院、刑務所とそれらの廃墟がひしめいていた。人々の明るい生活の裏に隠された暗い歴史は、『RED GARDEN』の一種独特なイメージにも奇妙にマッチしている。
なお、2002年に公開された映画『スパイダーマン』にてルーズベルト島が決戦の場として取り上げられている他、日本製ホラー映画のハリウッド版『ダーク・ウォーター』の舞台ともなっている。



◆プレスコ
『RED GARDEN』は、声優が映像を見ながら声を吹き込むアテレコ方式ではなく、先に声を録ってから作画を行う「プレスコ方式」を採用している。アメリカでは一般的な方法だが、日本ではめったに採用されない。数少ない例として、スタジオジブリの映画『おもひでぽろぽろ』等があげられる。
プレスコは声にあわせてアニメーションを製作しなければならないため、作画スタッフや音響スタッフ等は大変な負担を強いられることになる。その代わり、声にあわせてキャラクターの口が滑らかに動き、質の高い作品を仕上げることが可能になるのである。
『RED GARDEN』において、この意欲的なチャレンジがどのように生かされているか。それは皆さんの目で確かめて欲しい。
◆ヴァンパイア
ヴァンパイアとは人の生き血を吸う空想上の化け物であり、一度死んだ人間が再び地上を徘徊する事を得た"生ける屍"である。
死体がヴァンパイアになる理由は地域や伝承によってさまざまで、生前の悪行、信仰心の欠落、果ては動物に死体をまたがれた等枚挙に暇がない。自殺者や殺人の被害者がヴァンパイアになるという考え方も存在し、古今の人々の"死"に対する恐怖心の強さが伺える。
ヴァンパイアを描いた作品は数多いが、現代アメリカが舞台の『呪われた町』(スティーブン・キング)等は『RED GARDEN』のイメージに少し近いかもしれない。
(C)2006 GONZO / RED GARDEN 製作委員会

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