一風変わった、けれど強烈に魅力的なキャラクターたちを演じる声優の方々は、皆『ガラ艦』に対する熱意並ならぬ様子。今回はそんな熱い思いのたけを、たっぷり伺うことが出来ました。

前列左から:津田健次郎さん、甲斐田裕子さん、石田彰さん
後列左から:植田佳奈さん、白石涼子さん、伊藤静さん、釘宮理恵さん
それでは、豪華声優陣による『ガラ艦』愉快トークをお楽しみ下さい!!
―まずはお名前と役柄のご紹介をお願いいたします。
津田健次郎さん(以下津田)「クレオ役の津田健次郎です。このクレオは現在ではただの荒くれ者という感じですが、この先いろいろな戦いを経て天下統一を目指していく、そんな豪快な男です」
甲斐田裕子さん(以下甲斐田)「ミシェル=ヴォルバン役の甲斐田裕子です。ミシェルは人民軍を率いている強い人なんですが、ヴェッティとの過去になにやら因縁がありつつ、神聖帝国を倒そうとしています。クレオと出会っていろいろごたごたありましたが、今は一緒に戦っているところです」
石田彰さん(以下石田)「ヴェッティ=スフォルツァ役の石田彰です。ヴェッティは神聖皇帝を名乗って銀河の統一を目指す、ちょっと利己的なところも見え隠れするような、あんまり"いい支配者"ではなさそうな雰囲気のする男です。今この物語の中では一番権力持ってます(笑)」
植田佳奈さん(以下植田)「アイメル役の植田佳奈です。アイメルはクレオの下についている仲間の一人で、クリスタルシップの操縦士です。ちびっこでテンション高くて、気が短い、元気な女の子です」
白石涼子さん(以下白石)「ノヴィ役の白石涼子です。ノヴィは過去にすごく難しい暗号を解いたことのある唯一の人だそうで、クレオの船でも暗号を解く係をしてます。いつもアイメルにいじめられて、でもノヴィはそれがイヤじゃないような、毎回そんなシーンがいろんなところに散りばめられていて微笑ましい、そんな子です」
伊藤静さん(以下伊藤)「シルア=モエ=シルバネール役の伊藤静です。シルアはミシェル付きのメイドです。メイドのカッコはしてますが、実はとっても強いんです。が、ミシェル様の心配ばかりして、ほぼ毎回のように…私回数数えてるんですけど(笑)必ず『ミシェル様!』って言うんですよ。それぐらいミシェル様命の人です」
釘宮理恵さん(以下釘宮)「ラルフ役の釘宮理恵です。ラルフはヴェッティ様付きのお小姓の男の子で、ヴェッティ様しか見えていない、ヴェッティ様だけを一途に愛しているキャラクターです」
―実際に役柄を演じてみてのご感想など。
津田「クレオはめちゃめちゃ強いんですが、けしてバカではなく、天才策略家でもあったりして…あとすごく"熱い"んですけど、一方でクールだったりとそういうキャラクターを抱えています。そのへんをどう出したり抑えたりするかそのバランスに苦しんでおりますが、でもやっぱりカッコいい男なので演ってて楽しいです」
甲斐田「ミシェルは複雑な過去をもっています。今後少しずつ明らかになっていくんでしょうけど、とにかく今は打倒ヴェッティ、という人です。かなり剣術が強くて、ヴェッティに唯一本気を出させた人なんですが、クレオに負けて彼と共に戦っています。今後どんな過去が明らかになるのか、楽しみにしながら演じています」
石田「ヴェッティはけっして理想的な支配者ではないような気がするんですけど、それでもかなり人望があるんです。すごく信頼してくれている部下がラルフのほかにも何人もいて。そういう表向きの求心力と、内側に秘めた野望のドロドロしたところと、二面性があって面白い役だなと思います」
植田「アイメルは怒ってたりふざけてたり、常にテンションが高い子で、他の出演者の皆さんがクールな方が多いので(笑)テンションの維持が大変です」
白石「ノヴィは"自閉症気味"って設定に引っ張られちゃって、『暗い!』とか『さぼってるみたい』って言われて(笑)。うまいことまだつかみきれてない部分もあるんですけど、アイメルと二人でいる時はすごく子供だなーって感じがして、『いい男になれよ』って思いながら演じてます。メガネを落とした時によくしゃべるので、そちらにも注目です(笑)」
伊藤「シルアは常にミシェルを心配して、おじいさまのジャンと一緒にアワアワオロオロしてばっかりだなーと今のところは思ってるんですが…しかもアイメルたちと出会ってからはなんかこき使われて(笑)そこでまた違ったオロオロ感を出すのがやってて楽しいです。ですがせっかく武闘派なので、そういう活躍も期待してます」
釘宮「ラルフは盲目的にヴェッティ様を愛していますので、その愛が強いがゆえに狂気が垣間見える瞬間があり、難しかったです。でも基本はヴェッティ様への「愛」なので、メロドラマのような感じで演じていて楽しいです」
―作品の見所や、印象的なシーン、セリフなどありましたらお聞かせ下さい。
津田「壮大な宇宙、濃密なドラマ、アクション、戦い…と、いろんな要素が盛りだくさんでいろんな楽しみ方が出来るので、是非いろんな方に楽しんでいただきたいなと思っております」
甲斐田「ちょっと中世チックな精力争いの図、っていうのももちろんこの作品のテーマなんですけど、ミシェルに関して言うのであれば、人民軍のトップとして人々を導くという立場から、クレオの下についてサポート的な役割を担っていくことで心の変化のようなものが起きてくると思います。そういう心の動きだったり道の選び方だったり、を見ていただけたらなと。あと余談なんですけど、宇宙が舞台なのに妙にローテクノロジーだったり謎の部分が多いので、そういうとこツッコミながら見てください(笑)」
石田「ミシェルを間に挟んで、クレオとヴェッティ、この3人がどういう関係になっていくのか。最終的に銀河統一というテーマに話を持っていくのか、それともキャラクター同士の関係に焦点が当てられるのか、そういうところを注意して見ていただきたいなと…というか、そこだろうなと思ってます。でもなにぶん序盤なので、見所って…皆さん(回答するのが)難しいと思いますよ(笑)」
植田「アクションシーンもいいですけど、船同士の戦闘シーンもすごく綺麗なので…心臓抜きとか煽り返しとか(周囲から「今日出てきた単語だ!」とツッコミ入る)」…変形したりとか、そういうシーンを見ていただきたいです
白石「船のこと言おうと思ってたのに言われちゃった(笑)。ええと、キャラクターがすっごく多いんですよ。私なんか相関図を見ながらじゃないと、一話目じゃ誰が仲間同士なのかよくわからなくなっちゃったり。なので、キャラクターの名前を覚えようとか、関係を考えてみたりとか、そういうの突き詰めてみるだけでも楽しいんじゃないかと思います」
伊藤「キャラクターに変な人が多いのでそれも見所だと思うし…私的にすごくお勧めなのがクレオさんの"風シリーズ"(笑)。『風が呼んでるぜ』とか…」
津田「『風が笑ってるぜ』とか(笑)」
伊藤「収録の時に噴かずにはいられないセリフを吐くので、それを聞いて是非コンプリートして欲しいです」
釘宮「最近のアニメの中でも独特な絵柄だと思うんですけど、これから全く新しい世界観が出来上がっていくのではないだろうかと楽しみにしています」
―クレオ役の津田さんに質問です。現場の雰囲気を"風"で例えるとどんな感じですか?
津田「大喜利みたいだなあ(笑)。うーん……『風が燃えてるぜ』!!」
―ご自身の担当されているキャラ以外で、好きなキャラや気になるキャラはいますか?
津田「僕はもうクレオ一筋で。クレオはきっと自分大好きな人なんで、僕もクレオ大好きってことで(笑)」
甲斐田「私はクレオが好きです。(津田さんを見つめながら)最初見た時からいいなと思ってました」
津田「俺見て言われると告白されてるみたいでドキドキしちゃうんですけど(笑)」
石田「海賊ですよー所詮」
甲斐田「所詮(笑)。無鉄砲で強くて、でもクールすぎるかなってところもあるので、もうちょっといろいろしゃべってくれるといいなと思います」
石田「僕はラルフが大好きです」
釘宮「えー(笑)」
石田「ヴェッティにとっても、周囲の物事に取り組んでいく時のいいクッションになっていたりするので…ときどきうざかったりもするんですけど(笑)、いいなあと思います」
植田「ヴェッティさまで…権力者に媚びとこう(笑)。でも実際浮世離れしたセリフがすごく好きで。闘ってる最中に『この胸の高鳴りは!』とか(笑)。毎回石田さんがそれをどんな風に言うのかなってすごく楽しみにしてます。あともみあげのぼんぼりがキュートなので…すごく好きですねヴェッティ様」
白石「私はラルフが可愛いなって」
石田「いや渡さないから」
白石「(笑)。最初見た時からすごく可愛いなって思って。ヴェッティ様との絡み具合が、なんともこう…男同士だよね? って言うほどのラブラブっぷりを見せてくれてドキドキしました。ラルフが顔を赤らめたりとか、ぷってふくれたりするのが可愛くて、ちょっとこれは人気出るんじゃないかなって思ってるんですけど、どうでしょう」
伊藤「実は私もラルフがすっごく可愛いなって思って」
石田「いやだから渡さないから」
伊藤「どうしてヴェッティが好きなんだろう(笑)、不思議だなって思ってしまうんですけど。子供っぽさ丸出しなのが、無邪気で可愛いなーとキュンキュンしながら見てます。あとはやっぱり、クサいセリフをにやっとして吐くクレオさんが好きです」
釘宮「私もヴェッティ様が…始まってからほとんどヴェッティ様としか会話を交わしてないんですけど(笑)大好きです。冷たいようでたまに優しくしてくれるし、詩とかも教わったりしてるんだろうなあとか、耽美な雰囲気に憧れちゃったりするのかなあとか。でも無邪気さゆえの毒もすごくある子で、独占欲も強いんですけど、不思議なヴェッティ様にメロメロみたいな」
―もしご自分が支配者になったら何をしてみたいですか?
津田「『仲良くしろ!』って言ってやります」
甲斐田「平和が良いと思うんで、それぞれに平等に土地を与えます。軍艦が土地って感じなんですけど、船を与えてみんな仲良くくらせたらいいなと思います」
石田「下々の者におもちを振舞いたいと思います。一人ひとつずつちゃんといきわたるように、大きなせいろでもち米蒸して、そういう親切ぶった支配者になります」
植田「隠居したいですね。何も憎まず誰からも憎まれず穏やかに生きていければ…一番幸せなんじゃないかなって」
白石「平和であればいいなと、ただそれだけです。考えたことないですよ支配するとか(笑)。そんな欲特にないです」
伊藤「私はですね…もちろん平和が一番なんですが、せっかく権力を持ったからには(ソファの上で反り返る)こういう感じで(笑)人をこき使いたいです」
釘宮「お天気が悪くなりすぎないような機械を作ればいいと思います。大津波とか日照りとかを防ぐ機械」
伊藤「権力で?(笑)」
釘宮「そうそう」
石田「権力の意味を履き違えてるよ!」
―作品を楽しみにしているファンの皆さんに一言。
津田「さっき(甲斐田さんが)おっしゃったように、ハイテクなのにローテクだったり、未来なのに中世ぽかったり、不思議なバランスで世界観が成り立っていたりするので、そういうところにも注目してください。あとファッションチェックを…特にヴェッティ(笑)ちょっとインパクトのある服装をしてらっしゃるので…ということで、是非見てください」
甲斐田「この作品のキャッチコピーは『革命の銀河 ルネッサンス』なんですけど、銀河とルネッサンス、相反するものをごちゃまぜにした、面白い作品だとおもいます。人々の関係や心の動き、そういうものも描かれていくと思いますので、一話見逃すと関係がわかんなくなってしまうかも。どうぞ欠かさずに見ていただきたいなと思います」
石田「いろいろな要素の詰まった作品だとおもいます。『ヤマト』のような艦隊戦とか、ミシェルやヴェッティのような高貴な人々の浮世離れした言動とか…戦ってる最中にお前は! みたいな…そういうおかしさとか。そういう意味で今までにない作品になるのではないでしょうか。これを見逃すと後悔することになると思いますので、是非ご覧下さい」
植田「物語もキャラクターもすごく深い作品なので、何回見直しても新しい発見があると思います。是非細かいところまで楽しんでいただけると嬉しいです」
白石「面白い人や面白いシーンもあるんですけど、全体的にカッコイイなという印象がすごく強いので、きっと見たらブァッと熱くなれるアニメだと思います。是非見てください、お願いします」
伊藤「最初は『戦艦モノなのにメイド?』って思ったんですが、中世的な世界観なので、そういうものなんだなと思うようになりました。そんなアンバランスさをうまくハーモニーに変えているのでそこを楽しみつつ、どんどん面白くなっていくストーリーも楽しんでほしいと思います」
釘宮「基本はシリアスなんですけど、ちゃんと息がつけるような場面も用意されてて、見始めるとのめり込んで毎週見ちゃうような作品だとおもいます。欠かさず見ていただけたら嬉しいですし、頑張りたいと思います」
―ありがとうございました。
こんなステキな裏話満載の新作アニメ『ガラスの艦隊』。皆さんも是非毎週見て「風」を感じてください!









