October, 2008
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「ずっと謝りたいと思ってたんです」

 ハルミ嬢は熱っぽい潤んだ眼で、そう言ってうつむいた。
 場所は会社の社員食堂。さすがに夕食をここで食べようという酔狂は少なく、やむなく居残りになった残業組だけが、持ち込んだビニ弁をペットボトル茶で流し込んでいる。
「僕のほうこそ、お礼を言いたいと思ってたんです。僕のことを気にかけてくださっていたことを……タカツキに聞きました。ありがとうございます」
 顔を上げて僕を見ると、ハルミ嬢は恥ずかしそうにうなずいた――可愛いけれど気まずい。眼鏡のことを訊きたいけれど、まずクロサキから訊いたと説明しなくてはならないし――。
「私……昔、マルチーズを飼っていたんです」
 どうきりだすか迷う僕より先に、ハルミ嬢が唐突に話し始めた。
「マルチーズって……あの白くて眼がくりくりした小さな犬?」
 はい、とハルミ嬢は嬉しそうにうなずいて、すぐに表情を曇らせた。
「でも、私が眼を放した隙に、迷子になっちゃって。必死に探したんですけど……三日後に見つかった時には、衰弱が酷くて……獣医に連れて行ったんだけど、手遅れで……」
「そんな――」
 突然の話だったものの、僕はハルミ嬢の愛犬の悲しい結末に素直に同情した。
「だけど、ハルミさんは一生懸命に探したんでしょう? 不幸な偶然がいくつも重なって、その子は気の毒なことになってしまったけれど、それはハルミさんのせいじゃ――」
 いいえ! と、ハルミ嬢はキッと僕を見返した――ちょっとビビった。
「私、あの子を失ってから気づいたんです。私はそそっかしいし、何かに気を取られるとよそ見をしてしまうから、私の代わりに行動を見張っていられるものが必要だって――」
 ハルミ嬢は涙で潤んだ切なげな眼で僕を見た――今度は悩殺されそうだ。それでも僕は、ハルミ嬢の言いたいことがなんとなくわかった。
「――それで自作の発信機を?」
「心配になると、つい。私の知らない間にその人が大変なことになったらどうしようって……ごめんなさい、こんなの勝手ですよね。森川さんにも、色々とすみませんでした」
 ハルミ嬢はぺこりと頭を下げた。僕は少しだけ笑って、「いえ」と首を振る。
「ハルミさん、僕の眼鏡を知りませんか?」
 僕は落ち着いて訊くことができた。ハルミ嬢は膝に置いた小さなバックから、僕の眼鏡をそっと取り出した。手を差し出すと、眼鏡の横に銀色のものが乗った――ペンシルだ。
「僕よりも、このペンシルをあげたほうがいい人がいますよ」
 僕は眼鏡だけを取り、クロサキのカードとペンシルをハルミ嬢にそっと手渡した。
「それじゃ、僕はもう行きます。今度は僕が噂話を広めますから……」
「噂話……?」
「僕がハルミさんにフラれたって話です」
 僕は軽く会釈して出口に向かった。途中、背後でハルミ嬢がくすんと鼻を鳴らした。
 チクショウ、めちゃくちゃ可愛いじゃないか。
 僕は少しだけ後悔しつつも、足を止めずに社員食堂を出た。婚約を解消した後も掃除をしに部屋に行ってしまうほど、彼女が誰を想っているのかわかっていたから。

 ――君の連絡を待っている S・Kurosaki――

 そんなメッセージと携帯番号が記されたカードは、やはり彼女に渡して正解だったのだ。それは愛情たっぷりのペンシル発信機を、受け取るべきあの人にとっても同じこと――。
 外に出ると夜景がいつもより輝いて見える。11月の初亥ともなれば、夜風は冷たい。それでも僕の視界がやけにクリアなのは、眼鏡を取り戻したばかりではない……きっと。

 ―――幕間幕切れ・第2部へ続く―――
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Up— posted by 森川巽 @ 01:47PM   Comment[0]  Trackback[0] 
「もう一度会いたいと思っていたよ」

 低い声でそう言って、クロサキは少しだけ微笑んだ。
 場所は黒崎ビルにほど近いホテルのラウンジだ。アカバネに教えられた待ち合わせ場所に出向いた僕は、クロサキの姿を見つけるなり回れ右をしようとして――呼び止められた。
「そんなに緊張しなくてもいい、森川君。君には手出しはしないよ、約束する」
 おずおずと席についた僕に、クロサキは真面目な顔でうなずいてみせた。
「――アカバネに聞いたよ。眼鏡を探しているそうだね?」
「はい。その……クロサキさんにお心当たりがあると、アカバネさんにお聞きしたので」
 そこへ店員がオーダーを取りに来た。僕がへどもどしていると、落ち着いたクロサキがてきぱきとオーダーを済ませてしまった。店員の背中を見送って、クロサキが僕を見た。
「君はミディアム・ローストの豆が好きだろう? 君の会社の社長の影響だったな」
 よくご存知ですね――と言いかけて、僕は言葉を飲み込んだ。察したクロサキが頷く。
「調べたからな。生年月日、血液型、趣味嗜好、君のことなら、君自身より詳しいだろう」
 クロサキは、自慢するでも悪びれたふうでもなく言った。その口調に以前と同じ自信に満ちたものを感じ取り、僕は徹底的に調査された不快感よりも何故かほっと肩を落とした。
「どうしてそんな顔をするんだ? 君にとってはさぞかし不愉快だっただろうに――」
「いえ、安心したんですよ。クロサキさんは自信たっぷりでいつも堂々としていたほうが……僕は似合うと思います。今はクロサキさんの会社のほうが大変でしょうから――」
 現在、クロサキの会社はタカツキの会社に経営統合の形で合併吸収される渦中にある。クロサキが僕にしたことを思えば、『ざまあみろ』と思ってもいいのかもしれないが、僕は不思議とそんな気持ちにはなれなかった――タカツキが聞けば呆れるかもしれない。
「――君は優しいんだな。そんな君に私は酷いことを……すまなかった、森川君」
「クロサキさん、過ぎたことです。僕は気にしてませんから、もう忘れましょうよ」
 努めて明るく言った僕に、クロサキは意外そうな顔をして――何故か赤面してうつむいた。
「……わ、私は……毎晩、君の夢を見るんだ」
 僕は話の雲行きに少しだけ危険を感じた――せっかく水に流そうと思ったのに。
「夢の中の私は、あの部屋で君を乱暴に扱い……君を押し倒して、服を引き裂いて……」
「ク、クロサキさん、ちょっと待ってください。こんなところでそういう話は――」
 僕は慌てて辺りを見回した。ラウンジはそれほど混んではいないが、時間的にホテルの宿泊客やホテル自慢のランチ目当てに立ち寄る客がいるし、何より人の眼も耳もある。
「……君の脳髄をエグるバンシー・ボイス。私は恐怖にかられて、飛び起きてしまうんだ」
 僕がぽかんとしていると、クロサキは恥ずかしそうに小さな声で続ける。
「あの笑い声は強烈だった。以来、毎晩君を夢に見て……恥ずかしいが寝不足なんだ」
 僕が謝ると、「悪いのは私だから」とクロサキも謝った。コーヒーを飲むのもそこそこ、社に戻って処理することがあるというクロサキと並んで、僕はホテルのラウンジを出た。
「君の眼鏡のことだが……ハルミが知っていると思う」
 意外そうに見つめる僕に、クロサキは微笑んでうなずき返した。こうして見ると、秀麗な面差しには以前よりも落ち着きと余裕と――以前にはなかった温かな親しみが感じられる。
「彼女はあの部屋に定期的に掃除に来てくれている。これは君から渡してくれないか?」
 照れ臭そうにクロサキが差し出したカードを、僕は優しい気持ちで受け取った――意外と照れ屋なんだ、クロサキさん。

 ―――続く―――
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Up— posted by 森川巽 @ 00:31PM   Comment[0]  Trackback[0] 
「連絡待ってたんですよぉ」

 席につくなり、アカバネはきらきらした眼で僕を見た。
 場所は新宿歌舞伎町にほど近いビルの三階だ。夜にはきらびやかなネオン街に相応しく、スーツ姿の美麗ホストたちがネオンに負けない笑顔をふりまく――『夢胡蝶』。
 今の店内は時間前で閑散としている。それでも内装は瀟洒で、とてもゴージャスだった。
「連絡ないから、俺……タツミさんに嫌われちゃったんじゃないかと、心配だったんです」
 しんみりと肩を落とすアカバネは、今日も赤毛に仕立てのいいスーツを身に着けている。着こなしも顔つきも世慣れた感じなのに、落ち込んだ様子は少年のように頼りなげだ。
「いや、嫌うなんて……そんなことないですよ。アカバネさんにもお世話になって――」
「ウッソだぁ。俺なんてタツミさんを乱暴に扱ったし、ヘラヘラ笑いながらクロサキさんの片棒担いでたし。アツマタと違って撮影に夢中になって、全然フォローしなかったし」
 あの夜、クロサキの横でアカバネは――いや、思い出したくない。それでもこの若者がタカツキの下僕なのは確かだし、僕はそれほど手酷く扱われたとも思っていなかった。
「アカバネさんにも自分の役割があったんでしょう? あの夜のことはタカツキのために必要なことだったんだし……お互い気にしないことにしましょうよ」
 僕を見つめたまま、アカバネは嬉しそうに笑った。態度も表情もコロコロ変わるらしい。
「タツミさんって、優しいなぁ。それにやっぱり思ったとおりだぁ……」
「思ったとおり?」
 アカバネはテーブル越しに身を乗り出し、内緒話をするように僕の耳元に顔を寄せた。
「タツミさんって、声が……スゲェセクシーですね」
 アカバネの囁きのほうがセクシーだと思うが、僕はさっと身を引いて固まってしまった。
「ホラホラ、そんな顔もスゲェセクシー。自覚がないトコも、タツミさんって可愛いよぉ」
「い、いつも……そんなふうにお客さんの相手を……しているのかい?」
「あ、ヒドイなぁ。タツミさんだけ特別ですって。それに俺が店に出ることはほとんどないんですよ。これでも社長になっちゃったんで、今は裏方……若手の指導係って身分です。あ、指導で思い出した! タツミさんのアルマーニと香水も、俺が用意したんですよ」
「え? あれは……アカバネさんが?」
「リョウ様に言われて、大急ぎで手配したんです。若手の指導でね、何着ていいかわかんないって子に用意するんですよ、ブランド物――あ、腕時計だけは俺じゃないんで」
「そ、そうだったのか……」
 いつもの癖で眼鏡を押し上げようとして、僕は決まり悪く手を引っ込めた。そもそも眼鏡のことを尋ねに来たのを思い出す。僕の仕草を見たアカバネが「アレ?」と声を出した。
「なーんか物足りないと思ったら……タツミさん、眼鏡はどうしたんです?」
「それを訊こうと思ってたんだ。あの部屋で……僕の眼鏡を見なかったかな?」
「ああ、クロサキさんのビンタ。あの時なくしちゃったんですね? ちょっと待って――」
 アカバネは愛想よく言って携帯を取り出した。何やら話し始めると、電話なのに見えない相手に頭を下げている。僕も取引先との電話中によく頭を下げるので、笑うに笑えない。
「――話はつきました。心当たりがあるそうなので、直接会ってくれるそうですよ」
「え? だ、誰が……?」
「会ってみてのお楽しみですよぉ、タ・ツ・ミ・さ・ん」
 アカバネは僕にウインクしてみせる。語尾にはハートマークがついているに違いない。それに悪戯っぽい笑みは、タカツキのものによく似ていた――小悪魔なのだ、アカバネは。

 ―――続く―――
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Up— posted by 森川巽 @ 01:25PM   Comment[0]  Trackback[0] 
「お前の眼鏡は……見てない」

 アツマタは無表情に低い声でそう言った。
 場所は、建物全体が小刻みに震えている半地下の喫茶店だ。隣のビルが内装工事中なので、揺れがダイレクトに伝わってくる。僕とアツマタのコーヒーにさざなみが立っていた。
「そうですか……」
 僕は軽い徒労感にうつむいた。携帯で要点だけ伝えたほうが、話が早かったかもしれない。
 タカツキに連絡先を教えてもらい、出先からの帰りに連絡を入れた僕に、アツマタは仕事でこの近くに来ていると言う。ならば、その隣のビルの喫茶店で待ち合わせようと――。
「せっかく来てくれたのに、すまない……タツミ」
 アツマタは大きな身体を縮めて、すまなそうに短髪の頭を下げた。僕も頭を下げ返す。
「いえ、僕のほうこそ……お仕事中なのにすみません」
 アツマタはそれでも沈んだ面持ちだ。よく見ると、アツマタはとても綺麗な眼をしていた。
「俺の顔……何かついているだろうか?」
 アツマタはじっと僕の眼を見つめ返し、唐突にぼそりとつぶやいた。ついで機械油らしいシミや泥がついた作業着の袖で、無造作にゴシゴシと顔をこする――真っ黒になる!
「アツマタさん! ごめん、僕が見ていたのはそう意味じゃ――」
 僕は、顔を上げたアツマタを見て危うく爆笑しかけた――パンダだ、まるで。
「アツマタさん、顔……パンダみたいだよ」
 アツマタは僕と作業着の袖を見比べて、「そうか?」と困ったように顔をしかめている。一見すると強面で無表情だが、子供のように素直で純朴な人柄らしい。
 そこでアツマタは何かを思い出したらしく、パンダ顔のまま無表情に居住まいを正した。
「……思い出した。タツミに伝えることがあったんだ。お前の部屋の掃除を徹底的にしろとタカツキに言われているんだが、徹底的にしようとすると……壁を壊さなきゃならない」
 え?――僕は固まってしまった。アツマタは真面目な顔で話を続ける。
「お前は角部屋だし隣は空き部屋だから、上と下に挨拶しておけば苦情も出ないだろう。明日から早速工事を始めるが……俺も仕事の合間にやるから、一週間ほどかかると思う」
「アツマタさん、待ってくれ。僕のテレビは? 冷蔵庫は?」
 いきなり工事と言われて僕はパニックに陥った――どうなっちゃうんだ、僕の部屋?
「部屋の中のものは、タカツキが大家に話を通して貸倉庫に預けたから心配ない」
 アツマタはクシャクシャになった紙をポケットから取り出して、僕に広げて見せた。
 貸倉庫、ヘヴンリー・パック一週間利用・前払いの領収書――6万円也!
「タカツキが立替えた料金は、タツミに払ってもらえと――」
 僕はみなまで言わさずお金を払った――タカツキが思い出したのは、このツケのことだ。
 すぐ隣のビルで作業しているというアツマタと、ビルの前で挨拶して別れようとした時、また何かを思い出したらしいアツマタが歩きかけた僕を呼び止めた。
「タツミ、お前の眼鏡のことだが……アカバネが何か知っているかもしれない」
「……アカバネさんが?」
 そういえば『連絡ください』と言われていたのを――すっかり忘れていた。
 じゃあ、と軽く手を振った別れ際、アツマタが口元をほころばせた。パンダ顔だったけれど、とても気持ちのいい爽やかな笑みだった――いい人なのだ、アツマタは。

 ―――続く―――
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Up— posted by 森川巽 @ 01:25PM   Comment[0]  Trackback[0] 
「僕の、メガネ……」

 突然そんなことをつぶやいたので、向かいの席のタカツキが顔を上げた。
 場所はタカツキのマンションの部屋。ダイニングテーブルに優しい朝日が差している。
 朝食を食べている最中、僕はふと眼鏡のことを思い出したのだ。
「ああ、ビンタの時になくしたんだったな」
 タカツキはすぐに察して、サラダを口に運びつつ考え込む。僕もサラダのミニトマトをレタスごと食べながら、黒胡椒が利いたドレッシングの味に満足しながら考えた。
「僕の眼鏡が落ちているとすれば……あの部屋かな?」
「……どうだろうな。昨夜は確認しなかったが――」
 タカツキはサラダをつつくのをやめて、照り焼きチキンを見つめている。
「タカツキ、チキン残すなら……僕にくれ」
 タカツキは一人暮らしが長いせいか、和食も洋食もお手のものでしかもどちらも美味い。一晩泊めてもらい、こうして朝食までご馳走になっている僕はなんとも幸運だ――昨夜は地獄だったけれど。
「――残すとは言ってないだろ」
「そうやってじっと見ている時は、大抵残すじゃないか」 
 ムキになって言い返すと、タカツキはクスクス笑いながらチキンを取り分けてくれた。
「そんなに俺の料理が気に入っているなら……ここに住むか、タツミ?」
「うん、いいよ」
 僕はチキンにかぶりつく。ジューシィで香ばしくてタレが絶妙……最高に美味い。
 一人悦に入ってると、タカツキがきょとんとした顔で僕を見つめていた。
「……どうかした?」
「ふふん。もう少し人の話はきちんと聞け、タツミ。だから、お前はとことん鈍いんだよ」
 ひどい言われようだが、タカツキはとっておきの秘密を知った子供のような顔で笑う。そんな顔を見ていて、僕はもうひとつ思い出した――いかん、忘れるところだった。
「……ところで、僕は何を差し出せばいい?」
 またしても、すぐに察したタカツキがカップを手にうなずく。中はとろりとしたコーンスープだ。
「今回の件が片付いたなら、お前が俺に『何でも差し出す』約束だったな」
「何がいい?……お金なら、貯金が少しあるし――」
「……お前より俺のほうがよっぽど金持ちだ」
 ごもっとも。けれど、僕には差し出せるものなんて――他に思いつかないし。
「だったら、何が……いい?」
「お前のお陰でクロサキのネタを押さえたからな……今回は特別にツケにしておいてやる」
 タカツキは思いのほか優しく言い、何かを思い出したようにつと視線を落とした。
「『ツケ』で思い出した。お前の眼鏡……アツマタが何か知ってるかもしれない」
「アツマタさん?」
 タカツキは軽く頷いて僕の後ろのほう――足元を指さした。
「アツマタに連絡取ってやる。モリカワのゴハンの後に――」
 振り返った僕は、恐怖のあまり悲鳴を上げそうになった。
 イグアナのモリカワ君が、僕を睨んで大きな口をぱっくり開けていたからだ。

 ―――続く―――
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Up— posted by 森川巽 @ 01:02PM   Comment[0]  Trackback[0]